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建売住宅の維持費とは?種類や平均金額、安く抑える方法を解説

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家を購入したあとにかかる費用は意外と高く、初めて金額を目にした方は驚くのではないでしょうか。
建売住宅にも数種類の維持費がかかり、毎年かかる費用と長年使用によって生じる費用ですが、そのうちいくつかは金額を抑えるのも可能です。
現在建売住宅のご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

建売住宅の維持費の種類は3つ

建売住宅の維持費は大きく分けて3種類あり、税金、メンテナンス、保険です。
まず、税金は固定資産税と都市計画税です。双方その年の1月1日に固定資産を所有している場合に課せられ、市町村に納税します。計算方法はありますが、概算にして約10万〜20万円かかります。
次にメンテナンス費用ですが、家の維持のためにはさまざまなメンテナンスが必要です。具体的には、白アリ対策、バルコニーの防水対策や雨どいの交換、外壁塗装、屋根のふき替えなどで、長くきれいな家を保つには定期的におこないましょう。お風呂やトイレ、キッチンの故障による修繕やライフスタイルの変化によるリフォームをする際には、さらに高額の費用がかかります。
最後に保険は、火災保険と地震保険が一般的で、有事に備えての保険加入はとても大切です。
他にもホームセキュリティ導入費用、自治体・町内会費などがかかります。

建売住宅の維持費にかかる平均金額

維持費は1年ごとにかかる費用と、5年〜30年ごとにかかる費用があります。1年ごとにかかる費用の内訳としては、租税、火災・地震保険料、自治内・町内会費、ホームセキュリティ導入費用などです。
一般的な大きさの建売住宅と仮定した場合の平均金額を挙げましょう。租税で10万〜20万円、火災保険料で1万円〜3万円程度、地震保険は火災保険の30〜50%程度の金額、自治体・町内会費が約1万円となります。新築での購入であれば税金は3年ほど減税があり、保険料は1年単位よりも10年単位などの長期で契約したほうが割引率が高くなります。5〜30年毎にかかるメンテナンスの平均費用は、白アリ対策で10〜15万円、バルコニー修繕、外壁塗装などで50万円〜150万円、屋根のふき替えで50万円~200万円程度です。
リフォームする場合は、大規模であれば1,000万円かかる場合もあります。

建売住宅の維持費を抑える方法

維持費を少しでも抑えるには、メンテナンスや保険料がポイントになります。
建売住宅を購入する時点で、耐震等級や断熱性能が高くアフターサービスが充実している施工業者が建てた家を購入しましょう。外壁もメンテナンスフリーの外壁材を使用していると、メンテナンスの負担がさらに減ります。購入後はこまめな点検をして修繕は迅速におこなう方が、将来大規模修繕にならず金額を抑えられます。保険料は無駄に契約しているものはないか、契約満期時に内容を確認すると良いでしょう

まとめ

建売住宅における維持費は、税金もあるため全くかからなくするのは不可能ですが、定期的なメンテナンスで負担の軽減が可能です。
これから建売住宅を購入する方は、購入前にいくつか注意すると将来維持費が抑えられる可能性もあります。
長くきれいな家で住むためにも、ぜひ意識してみてください。