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アパートとマンションの違いとは?特徴やそれぞれに向いている方について

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2025年09月01日

賃貸物件を探していると「アパート」と「マンション」がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
同じ集合住宅ですがそれぞれの違いを知っていれば、自分に合った物件を探しやすくなります。
そこで、こちらではアパートとマンションの違いや特徴、それぞれに向いている方について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

アパートとマンションの違いとは

二つの違いは、法律などで具体的な定義が決められているわけではありません。
建築基準法や宅地建物取引業法などの法律では、どちらも「共同住宅」として扱われています。
一般的には不動産会社や大家さんがどちらの名称にするか決めていますが、ある程度の判断ポイントはあります。
判断の基準になるのが建物の構造で、アパートは木造や軽量鉄骨で2階建てまでの建物で、マンションは鉄骨造や鉄筋コンクリートで3階建て以上の建物です。
エレベーターの有無は基準にはなっていませんが、建物の階数が高くなると必然的にエレベーターが設置される物件が多くなるので、マンションにエレベーターがつきやすくなります。

アパートとマンションそれぞれの特徴とは

木造や軽量鉄骨で造られているアパートは家賃が安く、契約時の初期費用や更新料なども安く抑えられるのがメリットです。
また構造面では木造の建物は調湿機能が備わっているので、四季のある日本の気候では部屋を乾燥や湿気から守ってくれます。
しかし、気密性や防音性が低く、強度や耐震性も鉄筋コンクリート造に比べると弱いのがデメリットです。
その点、マンションは鉄筋コンクリート造が多いので耐震性や耐火性、防音性などの性能に優れ、エントランスホールや専用ゴミ置き場などの設備も充実しています。
高層階のお部屋からの景色の良さもメリットといえるでしょう。
しかし、家賃は高くなりがちでエレベーターが設置されていると管理費なども高額になってしまいます。
内装や設備が豪華であれば、その分原状回復費用も高くなってしまうので日常生活で傷や汚れをつけないように気を付けなくてはなりません。

アパートとマンションそれぞれに向いている方とは

築年数や設備よりも家賃を少しでも安く抑えたい方や、近所付き合いが得意な方はアパートが向いています。
全体の戸数が少なく、顔を合わせる機会も多くなるので住人同士のコミュニケーションがとりやすいです。
防音性や安全性を重視している方や、充実した設備を求める方はマンションの方が向いているでしょう。
鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリート造の建物は防音性に優れており、生活音や騒音を気にせずに生活ができます。
お部屋内の設備だけでなく、エントランスやエレベーターなどの共用部分の設備も充実しているのが魅力です。

まとめ

アパートとマンションは法的に決められた違いの基準はなく、俗称として使われているため習慣から不動産会社や大家さんが決めています。
それぞれの特徴を把握して、どちらが自分のライフスタイルに合っているか検討してみると、物件を決めやすくなるでしょう。