不動産投資で融資を受けるには?流れや条件と金利について解説
最近の経済不安などで投資をしようという流れが加速しているなか、不動産投資を考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、不動産投資には高額な資金が必要になります。
今回は、不動産投資における融資について、融資の流れや条件、金利について解説します。
不動産投資における融資の流れ
まず、最初のステップは金融機関を決めます。
相談に行く際は、あらかじめアポイントを取ったうえで、物件資料や本人確認の資料などの書類をそろえて行くと、スムーズに相談できるでしょう。
次に審査に進みますが、審査には事前審査と本審査があります。
事前審査に通過すると、正式書類を揃えて提出し本審査となるローン申請の申し込みをおこないます。
そして融資決定の申請結果が出たら、必ず条件などをすべて確認し、問題がなければ次は契約手続きです。
その後金銭消費貸借契約書などの契約を交わし、融資の実行、その後契約者の口座に融資額が振り込まれ、それを利用して物件を購入します。
不動産投資で融資を受けるための条件
融資の審査は、個人の属性と物件が対象です。
個人の属性は、年収や雇用形態、勤続年数、預貯金などで返済能力があるかどうかなど、個人の信用度を判断します。
一般的に上場企業の会社員や公務員、医師、士業は安定した収入が見込まれるので信用度は高く、有利と言われており、一方で中小企業や自営業の場合は、信用度が低くなる傾向にあります。
また、不動産投資では空室などで家賃収入が減ると返済にも影響が出るので、住宅ローンよりも厳しく審査されるため、物件の収益性や担保価値といった情報も重要な審査対象です。
不動産投資における融資の金利
不動産投資におけるローンの金利には、住宅ローンと同様、固定金利と変動金利があります。
まず、固定金利は返済終了まで返済額が一定です。
ローンによっては全期間固定のほかに、3年、5年、10年といった固定金利期間を選ぶことも可能です。
返済額が一定なので資金計画が立てやすいメリットがありますが、変動金利よりも金利が高いデメリットがあります。
一方、変動金利の大きなメリットは、契約時の金利が固定金利よりも低いことです。
しかし、返済期間中に見直しがおこなわれるので、そのときの金融政策や経済動向が影響し、返済額も変わります。
そのため、金利が上がると生活に影響が出る可能性もあります。
まとめ
不動産投資における融資の流れは、まず金融機関を決めて、審査を受け、融資決定後に契約を結ぶことで、融資実行となります。
融資を受けるには、個人の返済能力や物件の収益性などを審査されます。
また金利には、固定金利と変動金利があり、それぞれの特徴を確認して選ぶと良いでしょう。