株式会社川崎不動産コンサルティング
   

二世帯住宅の不動産は売れにくい?種類や売却のコツも解説!

  1. HOME
  2. スタッフブログ
  3. 二世帯住宅の不動産は売れにくい?種類や売却のコツも解説!

2025年04月22日

二世帯住宅は、親子や兄弟など、家族で一緒に暮らすための住宅です。
しかし、二世帯住宅を売るときには、一般的な住宅よりも売りにくいという問題があります。
そこで今回は、不動産売却をご検討中の方に向けて、二世帯住宅の売りにくさの理由や種類、売却のコツについて解説します。

二世帯住宅の種類について

実は、二世帯住宅には、完全分離型、一部共用型、完全同居型の3つの種類があることをご存じでしょうか。
まず、完全分離型は建物全体が2つの住宅に分かれており、入り口や庭が別々です。
各世帯は完全に独立した生活を送りプライバシーを重視できるのが特徴で、異なる生活リズムを持つ世帯同士が選ぶことが多いでしょう。
次に、一部共用型の二世帯住宅では、建物内で一部のスペースを共有しつつ、各世帯は独立した生活を送ります。
最後に、完全分離型は一般的な家で親世代と子世帯がともに暮らす、昔ながらのタイプです。
玄関はもちろん、リビングや水回りなど、寝室以外のスペースをすべて一緒に使う場合がほとんどでしょう。

二世帯住宅が売却しにくい理由

二世帯住宅は一般的な一戸建てよりも建築費が高額になるため、売却時にその費用を回収しようと考える方が多いです。
そのため、売却時に高値に設定する傾向があり、結果的に売れ残りを招いてしまうことがあります。
また、二世帯住宅は建築主の家族に合ったライフスタイルをもとに建築されています。
よって、新しい買い手を見つけようと思っても、その価値観に合った方を探すのは難しくなるでしょう。
さらに、築浅の二世帯住宅では、心理的瑕疵があるのではないかと疑念を抱く方も多いです。
たとえば、二世帯住宅が売りに出されるきっかけは家族の死や住宅ローンの滞納などのマイナスな理由を疑われるでしょう。

二世帯住宅を売却するコツ

二世帯住宅は、一般的な一戸建てより需要が限られていることがあります。
そのため、売り出す前にニーズに合ったリフォームを検討すると買い手が見つかりやすくなるでしょう。
また、二世帯住宅は収益物件として売り出すことも可能です。
収益物件として売り出すことで毎月安定した収入を得ることができ、なかでも完全分離型の構造は賃貸物件向きです。
さらに、不動産会社へ買取を依頼するのも良いでしょう。
たとえば、築年数が経っている場合や需要の低いエリアなど、買い手が付きづらい二世帯住宅は買取がおすすめです。

まとめ

二世帯住宅には、完全分離型、一部共用型、完全同居型の3つの種類があり、それぞれの特徴は異なります。
二世帯住宅が売却しにくい理由は、売却時の価格が高くなってしまったり、心理的瑕疵の有無を疑われてしまったりするからです。
そして、完全分離型の二世帯住宅は収益物件として売り出すことも可能で、毎月安定した収益を得られます。