古民家をリノベーションする魅力とは?かかる費用や使える補助金もご紹介
マイホームを建てようと思っても、なかなか新築で日本の伝統家屋の雰囲気を出すのは難しいものです。
古民家をリノベーションしたカフェなどが増えるなか、自宅を伝統家屋の雰囲気にしたいと思ったら新築で建てるのは難しいものです。
そこで、こちらではマイホームのために古民家を購入後にリフォームする魅力や、かかる費用、使える補助金についてご紹介します。

古民家をリノベーションする魅力とは
古民家には唯一無二のデザインと暮らしやすさが兼ね備えられているので、独特の雰囲気をだせるのが魅力です。
古い家独特の色味や質感、土間や縁側など近年の住宅では考えられない間取り、梁や柱などの素材の風合いを感じられます。
また、使用されている素材にヒノキやケヤキなどの強度のある木材が多いのも特徴です。
ヒノキやケヤキなどの素材は、現在では入手困難な素材になっているので強度の高い素材をそのまま使用できるメリットもあります。
築年数が古い建物であれば、固定資産税も安くなるので新築よりも購入にかかる税金を安くできる可能性があります。
古民家のリノベーションにかかる費用
古民家は現在の耐震基準を満たしていないので、リノベーション時には耐震や断熱などの性能面の工事が必要です。
旧耐震基準で建てられた建物を、現在の耐震基準にまで引き上げるためには最低でも150万円から200万円はかかります。
家の大きさや状態によって費用は変わるので、必ず相場どおりになるとは限りません。
目安として実例をチェックしていくと、メンテナンスが行き届いていた築100年以上の住宅も、1,000万円以下でおしゃれな雰囲気の住宅に生まれ変わります。
外壁と屋根のリフォームでは、屋根の瓦を葺き替えて木部を塗装し、壁面の塗り替えでは900万円程度かかります。
古民家をリノベーションする際に使える補助金制度とは
古民家再生のためのにかかる費用は、耐震性の強化や断熱をして省エネ住宅にする、そしてバリアフリー化です。
耐震補強のための工事には各自治体で補助金を受け取れる可能性があります。
また太陽光パネルの設置や省エネタイプの設備の設置、断熱性アップのための工事やLEDの設置などの省エネに関するリフォームも補助金の対象です。
高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業に登録された断熱材を使用するのが条件となるので、詳しい内容は工事業者と相談してください。
要支援または要介護1〜5認定された方と同居する場合には「高齢者住宅改修費用助成制度」の対象となり、介護保険から工事費用の9割が補助されます。
この制度では20万円が上限で、1割は自己負担となるため、最大で18万円が支給されます。
他にも地域によって独自の補助制度を設けている可能性もあるので、購入する物件を管轄する自治体や役場に問い合わせてみましょう。
まとめ
古民家のリノベーションには、工事する内容や建物の大きさによって異なりますが、大きな金額を負担しなくてはなりません。
各自治体がおこなっている補助金制度なども上手に利用すれば、伝統的な雰囲気を残したすてきな住宅を作れるでしょう。